アフガン 2021 8 28
私は、8月15日に「タリバン政権」を想定すべきだと書きました。
しかし、各国の対応は遅れたと言わざるを得ません。
もちろん、世界は、コロナ対策で忙しく、
想定外の事態に対応できなかったかもしれません。
しかしながら、世界史を振り返れば、
疫病が流行している時にも、戦争はあったと言えます。
さて、アフガニスタンの状況は、深刻です。
「イスラム国」によるテロが報道されました。
タリバンは、混乱を避けるために、
アメリカと連携してきたのでしょうが、
「イスラム国」から見れば、
タリバンとアメリカの連携が許せなかったのか、
それとも、タリバンの権威失墜を狙ったものか、
現状では、判断が難しい。
あるいは、タリバンを実質的に支援している国が、
アフガニスタンへ影響力を強めるのを不満に思ったかもしれません。
いずれにせよ、アメリカが撤退した後、
タリバンが、安定した政府を築けず、
かつてのユーゴスラビアのように、
アフガニスタンが崩壊する懸念があります。
ところで、「サイゴン陥落」は、
プロの仕事のように問題がなかったが、
今回は、混乱そのものだと指摘するニュースがありました。
歴史は繰り返す 2021 8 15
「サイゴン陥落に似ている」
世界は、新型コロナウイルス対策で忙しいでしょうが、
アフガニスタン情勢が厳しい状態です。
反政府勢力であるタリバンが急拡大していて、
このままでは、政府は、首都のカブールを維持できるか。
ネットでは、南ベトナムのサイゴン陥落を連想させるという声があります。
ツイッターでは、中東にあるアメリカ空軍基地から、
B52爆撃機がアフガニスタンに向けて飛び立ったという情報があります。
これは、「焼け石に水」かもしれません。
もはや、タリバン政権という新政府を想定しておく必要があるかもしれません。
2001年に始まったアフガニスタン戦争は何だったのか。
この戦争は、ブッシュ政権が始めて、オバマ政権で拡大しました。
オバマ大統領が「私の戦争」と言ったと噂されました。
この戦争は、ベトナム戦争を連想させるものがあります。
結局、誰がやっても、うまく行かない。
世界史に残る英雄であるアレクサンダー大王ですら失敗したという。
アレクサンダー大王が失敗するのだから、
凡人である我々は、うまく行くはずがない。
世界史に残る教訓は、
誰もがアレクサンダー大王を目指したが、誰もが失敗したということだ。
なぜ、歴史は繰り返すのか。
人間は反省をしないと同じ過ちを繰り返す。
だから、歴史は繰り返すことになる。